北海道へ自然を求めてきた観光客の方々にお願いがあります。
公共的な場で野生の鳥獣に餌付けしているのを見たとき、場合によっては自慢して勧めてきたりした時、是非言ってほしい言葉があります。
「そんな野良猫のようにされた動物をみるために北海道に来たんじゃありません」
野生動物 のところは エゾリスでも野鳥でも、キツネでもあるいはヒグマでも…
光景としてかわいければなんでも許されると思っているのが愚かです。小鳥やリスへの餌付けはそのままヒグマへの餌付け問題につながっています。
野生動物を欲望の消費対象としているという点で、これらはつながっているのです。
そのような想像力のない人は自然を壊します。
ですから、北海道らしい自然を求めて観光にいらした方には是非そう言っていただくか、新聞への投書、あるいはSNS、トリップアドバイザーのような評価サイトなどへの発言をお願いいしたい。
いま、北海道の自然は北海道の人によって内部から破壊され始めています。多くの道民は自分達のすむ場所の自然の価値に気づかず、刹那的な欲望の発露の場所としてのみ価値を見出しているのです。
人を見たら集まってくる野良猫のようなエゾリスを見に、北海道に来ますか?