エゾリスの会非公式ブログ(仮)

北海道帯広の環境系まちづくり団体「エゾリスの会」会員による非公式ブログ(仮)以前のブログ→http://d.hatena.ne.jp/noken/

エゾリスの会の紹介(再録)

noken2016-12-06


このエントリはブログ開始時の内容を再編集し、エゾリスの会の紹介を行うものです。
例えば「エゾリスの会のおもな活動」 http://d.hatena.ne.jp/noken/20070517 などが骨格になっています。
*やや情報が古い部分もありますが、きれいに書き直そうとするときっと出来ないので、そのまま載せます。

エゾリスの会は「環境系まちづくり団体」です。

 エゾリスをはじめとする小動物とよりよく共存できる人間社会(とりわけ、帯広市)を目指して、
 観察会、展示会、調査、提言、いろんな作業、学習、そして遊びを行います。
 自分の地域に根を張って活動していきたい人がもっと多くなるといいなぁと思っております。
入会方法などはこちら! http://d.hatena.ne.jp/noken/20070514
 
 
おもな活動

1.自然かんさつ会 
 最初のエントリを書いた当時は年2〜3回行っていましたが、帯広の森 はぐくーむが行う行事とバッティングすることが多くなり、別立てで観察会を行うことがなくなりました。
 その代わりと言ってはなんですが、そのほかの普段の活動(下記)は基本的にオープンで、事前の連絡をいただければ参加することが出来ます。やってることもかんさつ会みたいな要素も多々ありますし。

2.「帯広の森」小動物生息環境調査
  エゾリス調査(エゾリスセンサス)を春秋2回づつ、リスの巣の調査を1回行っています。
 これらの調査は一般の方でも参加できます。
 エゾリスセンサスはリスを見つけて地図に書き入れるだけです。いくらリスがたくさんいるとは言っても、
 1班あたり10頭出たりはしません。
 よく見る公園のペット化されたエゾリスでは無いのです。1頭ということもあります。ですから、リスをさがしながらの自然かんさつ会という感じです。

3.里山をつくろうプロジェクト 通称里山P 
 現在のエゾリスの会の基幹をなしている活動です。
 基本的には毎月第3日曜日行っています。変更もよくありますが。
  
 帯広の森の保育作業(森の将来像をふまえた管理・手入れ)と、そこから得られる森の恵みを楽しむもので、ゴミ拾い、間伐、炭焼き、補植や植え替え、植生回復実験のような作業と、セイヨウタンポポの根など雑草抜きを兼ねた料理、野草茶づくり、シイタケの栽培を試みたり、ただのたき火の会とか、以前は炭焼き&キャンプをしていました。正月は室内で新年会(初釜ありw)とゆるい発表会をしたりして楽しんでいます。

会員でなくても年間1000円で参加することができますが、会員だとエゾリスの会会費500円のみと、お得になっております。
活動場所の地図です。スマホでは表示されないかも知れません。
地図上のマークをクリックすると情報が表示されます。

より大きな地図で エゾリスの会活動地1「帯広の森」 を表示

4.会報「エゾリス」の発行など

 会報は年4回発行しています。4Pから8Pくらいの会報のネタを、活動中取材し編集できる方を大募集中です。
 2007年度ごろから、野生動物などとふれあうマナーなどをのせた会のパンフレットを作ろうと思いながらも、
 なかなか実現しておりません。

5.例会 
  活動を具体的に決めたり、話し合ったりする場で、基本的には毎月第一水曜日18:30から、4〜10月は
  帯広の森 はぐくーむで、その他の冬の時期は「とかちプラザ」で行っています。お茶や茶菓子をつまみ
  ながら楽しくやっておりますので気軽にお越し下さい。

6.モニタリングサイト1000里地調査 通称モニ1000
 モニタリングサイト1000とは
 平成14年3月策定の新・生物多様性国家戦略に基づき、より質の高い自然環境データを継続的に収集・蓄積するもので、「モニタリングサイト1000 (重要生態系監視地域モニタリング推進事業)」と名付けられています。
http://www.biodic.go.jp/moni1000.html
 珊瑚礁や鳥類など、いろいろな対象があるのですが、そのうち、このたび「帯広の森」で行われている「モニタリングサイト1000里地調査」とは、人の手が大きくかかわってできあがっている環境を対象にしたものです。
http://www.nacsj.or.jp/project/moni1000/about.html
 「帯広の森」はコアサイトとなっており、鳥類 植物 カエル チョウ 哺乳類(センサーカメラ) 植生図作成 の6項目を行います。
これらの活動を網羅すると、たくさんの活動数になります。こんな感じw

7.参加の心得
「がんばらない!」
 たくさんの活動数があり、一日に4種類の活動をすることもありますが、そのすべてに出ている人は
 ほとんどいないと思って下さい。自分の好きな活動を選んで参加すればいいのです。
 いま一番求められている人材は、広報とお茶係です。活動の合間にはおおむねお茶休憩があります。
 純粋にお茶だけ、お茶セットを預かり、皆が作業している間はお茶の準備だけして、後片付けもお願いしたい。それだけやってくれたらとても嬉しいです。

 里山Pでは伐木などもやりますので、がんばらないことは事故リスクの軽減にもなります。
 がんばらないことは、楽しみを仕事にしてしまわないことにつながり、活動の持続をもたらします。
 ですから、長い間「帯広の森」と付き合っていけるのです。

モニ1000チョウ&植物

曇っていたのにそこそこ記録できました。

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キマダラセセリ
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ヒメウラナミジャノメ
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クロヒカゲ
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メスアカミドリシジミ
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エゾミドリシジミ ゼフィルスの季節になりました
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エゾクガイソウ 夏の訪れ
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コンロンソウの果実 アブラナ科だとわかります。
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クサフジ いくつかのチョウの食草
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ヒメスイバの開花
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オオバナノエンレイソウの果実 もうすぐ熟します。
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オオウバユリのつぼみ 20年くらい前までここは芝生でした。
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増えて欲しい。ミツバウツギの果実。

自然かんさつ会「帯広の森でチョー発見!」

エゾリスの会のチョウの観察会です。

6月はたくさんの種類に出会えるチョー楽しい季節!
10年の経験を元に調査オープン・デーとして観察会を行います。

申し込みはこちらにコメントで。
自然かんさつ会「帯広の森でチョー発見!」

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キアゲハ
集合:6月16日(日)9:00 「森の交流館・十勝」前の駐車場
※ 12:00 終了予定
集合場所はリンク先地図の自動車マークのところです。
のっぱら研究所さんのプロフィール - はてな

長袖長ズボン(スズメバチ対策で黒い服装は避けて下さい!)
飲み物
お持ちであれば捕虫網や図鑑

チョウを一時的に捕まえながらゆっくり観察します。
*チョウの持ち帰りは出来ません。

雨天中止です。

10年続けているチョウ類調査から、チョウの出現と景観の関係が少し見えてきました。
帯広の森』での生きものたちの暮らしぶりをのぞいてみよう!

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チョウ調査は楽し
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コンロンソウに来たウスバアゲハ(ウスバシロチョウ

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キアゲハの飛翔

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ツバメシジミ